お口の中の話
2018/08/27

気になる 口臭の原因は?

口臭は、ニンニクなどの食べ物だけでなく、口の中のトラブルや全身の病気が原因になっていることもあります。おしゃべりを楽しんだり、第一印象をよくしたりするためにも防ぎたいものです。

原因

食べ物が臭いの元

時間がたてば消えるので心配ありません。
臭いが残りやすい食べ物
アルコール たくあん、納豆、干物 ニンニク、ニラ、ネギ、ラッキョウ

全身の病気が臭いの元

糖尿病の場合、特有の甘酸っぱい臭いがして病気に気づくという場合もあります。また、胃腸が弱かったり、鼻づまりによる口呼吸で口臭がすることも。病気が原因の場合は、その病気を根本的に治療してはじめて消すことができます。

口の中が臭いの元

口臭の原因の85%は、口の中にあります。
①歯垢
通常食後2時間ほどで歯垢は分解され、臭い始めます。歯垢による口臭を防ぐには、歯磨きが一番です。外出先などで歯磨きができない時は、水やお茶でのうがいが多少効果的です。
②むし歯や歯周病
まずは治療です。そして、きちんとした歯磨きの習慣をつけましょう。また、義歯やブリッジも汚れがつきやすいので、自分の歯以上に歯磨きは念入りに。
③舌苔(ぜったい)
成分は歯垢と同じようなもので、舌に白い苔のように付きます。舌苔が付いていたら、やわらかいタオルかハブラシで取り除きましよう。
④唾液の減少
口の中は常に唾液により自浄作用が働いています。この唾液が少なくなった時に、口臭が強まることがあります。朝起きた時の口臭がこの代表的なものです。他にも、緊張して口が乾いた時、女性の月経・妊娠時期などがあげられますが、これらは生理的口臭と呼ばれ、特に心配はありません。

口の臭いを消してくれる食品

牛 乳
臭いの元になるタンパク質を包んでくれるので、ニンニクやアルコールなどの臭い消しに効果があります。

レモン・梅干し
タンパク質の分解を促進し、食べ物の腐敗を防ぐ役割があり、唾液の分泌も増えるので自浄作用を高める効果があります。

お 茶
葉緑素や、フラボノイドなど、口臭の臭い消しに効果のある成分が含まれています。また、唾液の分泌も促すので、口臭予防に役立ちます。

ガ ム
食べかすの掃除、唾液分泌促進による口臭の予防・対策に効果があります。特にキシリトール入りガムは、むし歯の原因にもならず、唾液分泌をより促進する働きがあります。

 

 

引用元:
いつまでもきれい 歯の健康 ㈱SSコミュニケーションズ刊