予防の話
2018/10/24

定期的に歯のクリーニングをしましょう

いつも白く美しい歯を保っていようと思ったら、日ごろから歯や口のなかを清潔できれいにしておくことが重要です。
そのためには食後にうがいをしたり、正しいブラッシングをしたりという心がけが必要になります。
とはいえ、自分でできることには限界があることも事実です。

すべてを取り除くのは難しい

歯の表面がざらざらしている人、間違ったブラッシングで歯に傷がついている人などは、歯に色や汚れがつきやすく、落ちにくいです。
タバコを吸う人はヤニの問題がありますし、歯並びが悪い人は磨き残しがでやすく、汚れがたまりがちです。
自分ではとても丁寧にブラッシングしていると思っている人でも、歯の汚れは完全にはとれておらず、ステイン(汚れ)が、ある程度歯についています。

PMTCで歯のクリーニング

歯の掃除というと、歯垢や歯石の除去が一般的ですが、それだけでなく、車をきれいに磨きあげるように歯もクリーニングできる方法があります。
それが「PMTC」です。
これは歯科医師や歯科衛生士が機械を使って歯のお掃除をする方法です。
3ヶ月から半年ごとにPMTCを受けることで、むし歯や歯周病の予防にもなります。
きっと「あれほどていねいに磨いていたのに、こんなに汚れていたのか」と、歯磨きに対する考えを一新させることでしょう。

歯が変色したり汚くなる原因は、基本的に汚れがたまり、落ちなくなることが原因です。
ですので、時々その汚れを徹底的に落としてあげることで歯がきれいになり、変色も防ぐことができます。
定期的に歯をクリーニングすることは、歯をいつまでもきれいに白く保つためには非常に効果的なのです。

かかりつけの歯科医院で定期的に診てもらうことにより、早期診断・コントロールが可能となり、自分の歯を長持ちさせる一番の近道となります。
皆さんも、ぜひかかりつけの歯科医院に相談してみてはいかがでしょうか。

引用元:
きれいな歯のつくり方 田北敏行著 ごま書房刊