歯とからだの話
2018/11/07

噛むことの大切さ

「からだの健康」と「噛むこと」には、大きな関係があります!

丈夫なあごをつくる

子供の頃からかたい物をよく噛んで食べると、あごの骨の発達を促します。
口のまわりの筋肉が発達していないと歯並びに悪影響を与え、不健康になりがちです。

脳を活性化

よく噛むことで脳内の血流が増え、脳神経活動が活発になり、脳の運動系統・感覚系統などが活性化されます。

消化・吸収を促す

たくさん噛むことで、唾液の中から”アミラーゼ”という消化酵素が分泌され、胃腸の消化・吸収がより促されます。
食べ物を充分に噛まないと、胃や腸に負担がかかり、体に悪影響を与えます。

お口の中を快適な環境にする

唾液の分泌が促進されることにより、口の中の衛生状態を清潔に保ち、抗菌効果を促します。
むし歯・ドライマウス・歯周病に対する予防効果があります。

肥満を防ぐ

時間をかけてゆっくり噛むことで満腹中枢が刺激され、食欲を抑える効果や肥満対策に役立ちます。

からだ全体にもいいことが!

がん予防・アンチエイジング

唾液に含まれる”ペルオキシターゼ酵素”が、発がん性物質を抑えます。
また、種々の他の酵素が老化防止に役立ちます。

ストレス軽減効果

「噛む」というリズミカルな運動は、楽しい食事とリラックスした時間を提供し、日頃のストレスの軽減につながります。

現代人の咀嚼回数は、弥生時代の6分の1まで減っているそうです。
上記のように、噛むことには様々なメリットがあります。
食事の際はひと口30回を目標に、よく噛んで食べましょう!