歯磨きはなぜ必要なの?
ほとんどの人が子供の頃から毎日の生活習慣のひとつとして行っている歯磨き。しかし、そもそもなぜ歯磨きをしなければならないのでしょう?
歯磨きはお口の中を清潔に保つための最も大切な行為であり、むし歯や歯周病予防の基本中の基本です。だからこそ、ただ漫然と磨くのではなく様々なポイントをおさえながら意識して磨きましょう。
歯磨きの本当の意味とは?
歯磨きは、食べカスを取るため、また朝の目覚めのマッサージのためだけではなく、本来の目的は、むし歯や歯周病の原因となる歯垢(プラーク)を取り除くことにあります。
歯垢は細菌の塊で、水に溶けにくく歯の表面にベッタリくっついているため、うがいでは取り除くことができません。 正しく歯磨きをしないとどんどん溜まっていき、硬い歯石になります。こうなると歯磨きでは取り除くことが難しくなります。
また、歯垢は歯と同じような色をしていて見分けにくい上に、歯と歯ぐきの境目に付きやすいので、ただ大ざっぱに歯ブラシで歯の表面を磨いただけでは残ってしまいます。毎日歯磨きをしているのに、むし歯や歯周病になってしまうのは個人差もありますが、このためです。
もっと歯磨きにこだわろう!
●1日に何回歯磨きすればいいの?
朝起きた時と毎食後、寝る前に磨くことが理想的ですが、昼食後など時間がない時はお口をすすぐだけでも違います。
●歯ブラシの交換時期は?
歯ブラシは大体1ヶ月を目安に交換しましょう。 毛先が開いていなくても毛の弾力がなくなっていきます。
●歯ブラシの選び方は?
歯ブラシには、ヘッドの大きさ、持ち手の長さや毛の硬さなど様々なポイントがあります。いろいろ試して磨きやすいものを選びましょう。
●1回の歯ブラシは何分くらい?
長く磨いていればいいというものではありません。一日のうち1回は、5分以上かけていねいに磨きましょう。
●歯ブラシの硬さは?
歯ぐきが健康な方は”ふつう”が一番。硬いと歯ぐきを傷つけたり、やわらかいと汚れが落ちません。
●歯みがき剤は?
研磨剤が入っているものは歯を傷つけるのであまりおすすめできません。
フッ素などの薬用成分入りのものを選びましょう。
いちばん大事なのは正しく磨くことです。
歯科医院でご自分に合った正しい歯磨き法を習いましょう!