毎日、必ず歯磨きしていているのにむし歯になったことはありませんか?
お口の中にはむし歯になりやすいところがあります。むし歯は一度かかると自然には治らず、どんどん進行していきます。
むし歯になりやすいところをしっかり意識して、ケアをしていきましょう。
どこがむし歯になりやすいの?
むし歯のできやすいところは、プラーク(歯垢)が付きやすく、歯磨きなどで取りにくい箇所です。また、むし歯菌の作る酸を中和する働きのあるだ液が流れにくい、上の前歯の表面や上アゴの奥歯の奥なども要注意箇所です。
奥歯の噛む面
奥歯は、噛む面が他の歯に比べ広い面積を持っています。そして凹凸があります。この凹の深いところは、歯ブラシの毛先が届きにくいため清掃が行き届かなくなりがちです。
歯と歯の間
歯と歯の隣り合ったところは、やや逆三角形のような窪んだ形をしています。そのため、歯間に歯ブラシが届きにくく、みがき残しが生じやすくなります。
歯と歯ぐきの境目
歯と歯ぐきとの境目には、約1~3mm程度の深さの溝があります。この部分は歯磨き残しになりやすい箇所です。むし歯だけではなく歯周病の原因となる歯石ができる部分でもあります。
こんなところも要注意!
歯肉下がりで露出した歯の根
歯肉が少しずつ下がってきて、歯の根っこが出てくると、象牙質が露出してしまいます。
この部分はエナメル質よりも酸に溶けやすいので、注意が必要です。
治療した歯
むし歯治療で詰め物や被せ物をした材料と歯の境界の部分に菌が入り込んでしまうと、再びむし歯になってしまいます。この部分は特にていねいに歯磨きをしましょう。