幼少期の歯ぎしりは歯の噛み合わせを調整するために必要なものであまり心配する必要はありませんが、大人の歯ぎしりは歯や顎に様々な悪影響を与えます。ご自分が歯ぎしりをしているという自覚のない方も多く、特に眠っている時の歯ぎしりは誰かに指摘されなければ分かりにくいものです。
歯ぎしりの原因は?
歯ぎしりの原因はまだはっきりと分かっていませんが、歯並びの乱れや噛み合わせの悪さによるものと、身体的疲労やストレスがたまると歯ぎしりをすることによってそれを発散しようとするのではないかと考えられています。
歯ぎしりのタイプ
歯ぎしりは主に3つの種類に分けられます。眠っている時だけではなく、起きている時も無意識に行っていることもあります。
グラインディング
上下の歯をギリギリと擦り合わせる
クレンチング
歯を強く噛み合わせて食いしばる
タッピング
歯を噛み合わせてカチカチと鳴らす
こんな悪影響が!
歯ぎしりをすることで、歯の噛み合う面がすり減ってしまう・歯ぐきに負担をかける・知覚過敏を進行させる・顎関節症のリスクを高める・頭痛や肩こりなどの原因となるといった悪影響があります。
治療法は?
代表的な治療法にスプリント療法がありますが、これは睡眠時にマウスピースをはめて上下の歯が当たらないようにする方法です。いずれにしても症状によって治療法が異なります。マウスピースの製作は保険が適用されますので、まずはかかりつけの歯科医院で相談してください。