腕に右利き、左利きがあるようにほとんどの人が、左右どちらか片側で噛む癖があります。
日本人はお箸を使って食事をすることが多いので、右でお箸を持つ人は口の左側に食べ物を運びがちで左の人はその逆になるためだとも言われています。その為、右利きの人は左側で、左利きの人は右側で噛むことが多いようです。
噛み癖が起こす様々な弊害
極端な片噛みを続けていると、知らないうちに身体にも様々な悪影響を及ぼしかねません。
噛み合わせが悪くなる
片方の歯ばかりに力をかけ続けていると徐々に歯が傾いてきて、?み合わせがずれていく原因となります。
歯並びにもゆがみが起き、ひいては顎関節症の原因にも。
顔がゆがんでくる
左右均等に顔の筋肉を使えないために、よく使われる方の筋肉ばかり引き締まり、もう一方の側は逆に筋肉が緩んでたるんだ感じになり、顔が左右非対称にゆがんできます。
身体のバランスが崩れてくる
顎と首の筋肉は連動しているので、片側噛みを続けると首の筋肉がそちら側の筋肉に引っぱられ、首が片側噛みの側に傾いていき、さらに肩・腰へと伝わり、姿勢も崩れてきます。
片噛みを直す簡単トレーニング
❶キシリトールの粒ガムを3個用意します。
❷それをよく噛む顎側に1個、普段使わない顎側に2個含みます。
❸姿勢を正しくし、顎を引きリズミカルによく噛むだけ!
*ポイントは休まず噛み続けること。顎の筋肉を意識しながらはじめは5~10分続けられるようにしましょう。
*1日1~3回が目安です。