毎日の習慣として欠かせない歯磨きですが、正しく磨けている方は意外にも少ないようです。歯磨きには、人それぞれ磨き癖があって、きちんと磨いているつもりでも磨き残しができやすいものです。
もう一度、ご自身の歯磨き方法を見直して正しい歯磨きを身につけましよう。
歯ブラシの選び方は？
基本は上前歯2本分の長さを目安に選んでください。毛先は普通か柔らかめのものを。
あまり硬いと歯ぐきを傷つけてしまいます。使っていて毛先が開いてきたら交換するようにしましょう。毛先が開いた状態だと磨き残しが起こります。
歯磨き剤の選び方は？
フッ素入りの歯磨き剤がお薦めです。歯ブラシが乾いた状態で、毛先の1/3ほどにつけて磨きましょう。
毛先が濡れていたり、あまり歯磨き剤をつけすぎると、泡が立ちすぎてかえって磨きにくくなります。
フッ素入りの場合、すすぎは1、2回で十分です。
歯磨きは1日何回すればいいの？
毎食後が理想的ですが、なかなか昼間に磨けないという人は、夜の就寝前にしっかりと磨きましょう。
お口の中の細菌は就侵中に増殖します。歯ブラシだけでなく、フロスや歯間ブラシで歯と歯の間もしっかりお掃除しましょう。
歯磨きだけで汚れは落ちるの？
お口の中の食べカスをもとに繁殖した細菌の塊を「プラーク(歯垢)」と言いますが、これは毎日の歯磨きで取り除くことができます。
しかし、プラークが石灰化して硬い「歯石」になると、歯磨きでは除去できないので、歯科医院で定期的に取ってもらいましょう。
こんなところに注意しながら磨きましょう
歯と歯肉の境目
歯と歯肉の境目に対して45度の角度で歯ブラシをあて、軽い力で小刻みに動かします。
前歯・犬歯
歯ブラシを縦向きにして、歯に対し垂直にあてて上下に動かすとキレイに磨けます。
奥歯の奥
柄を歯に対して斜めに、かつ少し上向きに角度をつけると歯ブラシが奥まで入れやすくなります。
フロスや歯間ブラシも
歯と歯の間は歯ブラシの毛先が届かないため、デンタルフロスや歯間ブラシを使いましょう。
