「食いしばり」とは無意識のうちに上下の歯が接触し、強い力で噛み合わせている状態です。
食いしばりのクセは、歯や歯ぐき・更には顎関節を痛め、口の周囲の筋肉にも影響が及ぶため、頭痛や肩こりなどの不調を引き起こすことがあります。この「食いしばり」は、ご自身で意識することによって改善することができます。
食いしばりの主な原因として「ストレス」や「悪い噛み合わせ」などが考えられます。
また仕事や何かに集中している時など、無意識に歯を食いしばってしまう方もいます。
食いしばりは、初期の段階であれば以下のような方法で防止することができます。
食いしばらないことを意識する
上下の歯が接触しないように意識しましょう。
食いしばりをしていることに気づいた時には直ぐにやめるようにします。
ガムをかむ
ガムを噛むことでイライラを抑えてストレスを逃がし、血流を良くします。
キシリトールガムがおすすめです。
ストレッチをする
肩や首周りの筋肉をリラックスさせるよう、力を抜いてほぐすようにストレッチしましょう。
深呼吸をして気持ちもリラックスさせましょう。
横向き寝や頬杖をやめる
横向きに寝たり、頬杖をしていると、顎関節に偏った力がかかり、噛み合わせが悪くなって、食いしばりを助長してしまう事があります。
枕の高さを調整する
枕が高すぎると顎や首の負担が大きくなるため、高すぎない枕を選びましょう。
枕を低くすることで口が開きやすくなり、食いしばりを回避することができます。
マウスピースを作る(保険が適用されます)
就寝時の食いしばりが激しい場合は、歯科医院でご自分に合ったマウスピースを作成し、それをはめて寝るようにしましょう。