寝る時と朝起きた時には歯磨きとうがいを!
寝る時と朝起きた時に歯を磨いたり、うがいをしたりする理由は、昼間、分泌されていた唾液の量が寝てから少なくなるため、口の中の細菌が増殖し、停滞するからです。睡眠中に鼻や口の中は細菌の増殖が起きると考えられます。朝起きたら、必ず、鼻をかみ、歯を磨き、うがいをして体の外に細菌を放出しましょう。
食前食後にも行いましょう
食前に、歯磨きやうがいをしないで食事をされますと、今までに口の中に停滞していた細菌を気道などに送り込んでしまうことになります。食後は、食事のカスを、口の中にためておきますと口の中のカスが腐って発酵し細菌の増殖を起こしますので、歯磨きやうがいをしましょう。うがいをしてもまた数時間で口の中の菌は元に戻りますので、一日数回のうがいがおすすめです。
うがいとは
ご存知のようにのどをがらがらとうがい薬や、水でおこなうことですが、口の中をぶくぶくするのは、ぶくぶくうがい、ないしは口をゆすぐと言いますね。英語では、のどのうがいをガーグル、口をゆすぐことをマウス・リンスと言います。
どのようにうがいをしたら良いのでしょうか
まず、のどのうがいを行い、のどにいる菌を口の中、あるいは口の外に出します。その後、口の中に残っているのどから来た菌を口をよくゆすいで外に出します。順序を逆にしますと、のどから来た菌を口の中に留めてしまいますので良くありません。
腸を洗浄しきれいにしておくと、長生きすると言われていますが、口は、食物の始発駅で大腸は終着駅と考えますと始発駅という口の中をきれいにしておくことが、始発駅から出発する食事である電車をきれいに終着駅へ運ぶ第一歩であると言えます。ですから、口の中を十分にきれいにしておくことこそ、われわれが長生きすることができる秘訣ではないでしょうか
引用元:
歯医者さんにかかると寿命が延びる 茂木伸夫著 愛育社刊
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